逆張りFXブログ

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購買力平価を基準に長期のドル円相場を予想する

どうも。初老の兼業FXトレーダーの「兼業」です。

今日は、超長期のドル円相場を予想する際に使用している購買力平価について書いてみたいと思います。

FXのテクニカル指標に価格帯別出来高や出来高などがあれば、長期的な予想はもちろん短期の予想もやりやすくなると思うのですが、FXには全体の価格帯別出来高などが分かるものがないので仕方ないですね。

なので、FXでは購買力平価を基準としてドル円の超長期的な予想を大雑把にしています。ちなみに、この予想が短期トレードに与える影響は皆無です(笑)。

購買力平価を基準に考える

「購買力平価説」から詳しく説明するとけっこうな文章量になってしまいますので、ここでは軽く説明しておくだけにします。

他のサイトで購買力平価について詳しく説明しているのがいくらでもあるので、興味のある方はネットで検索して調べてくださいね(笑)。

簡単に説明すると、その時の購買力平価(企業物価ベース)を基準にして、ドル円が安いか高いかを判断する、というものです。

購買力平価説は、超長期で考える時に有効な手法で、短期では役に立たないので注意してください。どれくらい長期かというと、思いっきり個人的な感覚で申し訳ないのですが3~5年以上です。

相場の転換点を判断する際に、この購買力平価からドル円がどれくらい乖離しているかに注目して判断すると転換点を大きく外すことは少ないと思っています。短期トレードでも乖離率に注目していますが、ここでも乖離率に注目しています。

公益財団法人国際通貨研究所の資料では、現在のドル円の購買力平価は2020年2月末時点で95.72円になっています。これも簡単にネットで調べることができるので、興味のある方はどうぞ。

購買力平価のグラフの画像を貼っておきますね。

購買力平価のグラフチャート(公益財団法人国際通貨研究所資料)

(資料引用元:公益財団法人国際通貨研究所)

この購買力平価(企業物価ベース)95.72円を基準として、ドル円との乖離率が上下にだいたい20~25%になったときが転換点と考えています。

これは、過去に購買力平価とドル円の乖離率がおよそ25%となった所で反転しているからです。もちろん、いつも20~25%まで拡大してから反転しているわけではないので、「最大で25%」と考えています。

購買力平価とドル円の乖離率が25%を大きく超えたことは2000年以降ではなかったと思います(あったらごめん)。

ちなみに、この乖離率25%という数字は、ドル円の2015年6月の高値(円安)である125円とその時点での購買力平価(企業物価指数)とを比較したり、2011年10月の安値(円高)である75円とその時点での購買力平価(企業物価指数)とを比較したりすることで算出しました。

為替に敏感に反応する政府や日銀

現政権や日銀に対しての総合的な評価が分かれるのは仕方ないにしても、間違いなく為替の動向に敏感に反応してくる体制は整っていると思っています。

何故なら、この政権を支えているのは、日経平均株価だからです。日経平均株価が極端な崩れ方をすれば、おそらく国民の支持を失うことになると思います。だから、株価に影響を与える為替に敏感に反応してきます。

もちろん、それで円高を阻止できるかと言えば、アメリカとの力関係を考えると、阻止できない可能性の方が高いと思います。アメリカがドル高を望めば円安に、ドル安を望めば円高になってしまう可能性が高いと思います。

それでも、政府や日銀が為替に敏感に反応してくるということを外資系ファンド等が認識していれば、行き過ぎた円高はある程度回避できるか、円安への戻りが頻繁にありつつ円高へゆっくりと進む感じになるのではないかと予想します。まぁ、現政権が存続しているのが条件ですが(笑)。

現政権が続くと仮定すると、急激に円高に振れるとは考えにくく、購買力平価との乖離率を考えた場合、円高方向へ25%というような幅で乖離することはないのではないかと思っています。円高方向に行くとしても10~20%くらいまでかなと。

ただし、購買力平価(企業物価)自体が下がっていくとドル円(実勢相場)との乖離率は25%を超えてなくても、ドル円が70円台前半になる可能性はあり得ます。ただ、短期間で急激に購買力平価が下がるものでもないので、そこまで気にする必要はないと思っています。

ドル円の超長期的な予想

個人的な理想は、ドル円が100円近辺で推移していくのが一番なのですが、そういう訳にもいかないと思っています。企業や国民にとってはそれぐらいで推移する方が安定するので良いと思うんですけどね(100~105円の間くらい)。

理想ではなく、現実味のあるドル円の超長期の予想は、2015年の125円台の円安から80円台の円高へ向かって進んでいる途中、という感じでいますね。これは超長期で考えた場合の話ですよ。

購買力平価から20~25%の乖離と考えると、70円台前半まで考えられますが、為替に敏感に反応する政府や日銀であることを想定して80円台までかなぁという大雑把な感じで考えています。

この5年間のドル円は、2015年の125円台から2016年に当時の購買力平価付近の99円付近まで下落した後は、反発して円安方向に振れ118円台まで上昇しましたが、そこから反落して何年間もジリジリと下落を続け2020年3月に101円台まで下落しています。

ドル円は、再び購買力平価に近づいてきているので、ドル円が95円前後まで下落したときに、反発するのか、それとも下抜けしてしまうのか注視しています。まぁ、100円というキリ番は相当な支持になると思うので、そう簡単に100円を割るとは思えませんが、何が起こるか分からないですからね。

現在は世界が混乱していますから何が起こってもおかしくないので、「100円で反発するだろう」なんて決めつけないようにして相場に臨みたいですね。

正直、120円を超えるような円安は少なくとも数年はないと考えていますが、日銀の政策次第でどうなるかわかりません。

まぁ、世界が混乱したら円安になるより円高になる可能性の方が高いとは思っているのですが、日銀の金融緩和などで円安への戻りはありつつ、長期的にはゆっくりと円高方向へ行くのではないかと考えています。

想定外のシナリオも考えておく

先ほど、購買力平価(企業物価指数)とドル円の乖離率は25%くらいが限界で、そこまで拡大したら反転していくと書きました。そして、その根拠が2000年以降に一度も乖離率が25%を大きく超えたことはないからだと書きました。

ただし、20年以上遡ると乖離率が25%を大きく超えてしまっている、とんでもない時期があるのです(乖離率の算出は、公益財団法人国際通貨研究所が公開しているグラフの原データを見て計算してみましたが、計算が間違っていたらごめんなさいね笑。)。

そのとんでもない乖離率があった時期というのが、バブル崩壊後の1995年に襲った超円高の時期です。

1995年4月にドル円が79.75円をつけた時、公益財団法人国際通貨研究所が公表しているグラフの購買力平価(企業物価数)は153.20円なんですよ。この数字で乖離率を計算すると、なんと48%(計算間違ってないですよね?間違っていたら教えてください。)程度の乖離率になります。

仮にですけど、現在の購買力平価(企業物価指数)95.72円から48%乖離するとした場合、円高方向なら1ドル50円くらいまで、円安方向なら1ドル141円くらいまで乖離するということになります。

実際にこんなことになったら怖くてたまりませんが、この時期の日本はその後デフレに突入しており、よく分からないけれども、バブル崩壊後のいろんな歪みが生じていた特殊な時期だったんじゃないかなぁ、なんて思ってます。よく分からないですけどね。

だから、この特殊な時期の48%という数値を参考にして予想することを止め、2000年以降の乖離率を参考に超長期のドル円を予想してみたんですけど、想定外のことも考えておこうと思いブログに書いてみました。2020年以降の世界が特殊な時期なのかも知れませんからね。

あとがき

今回は、購買力平価を利用したドル円の超長期予想を書きましたが、FXでは短期トレードをしているので、正直役に立ちません(笑)。

私の場合は、株式投資を超長期でトレードしているので、その際に為替の大まかな見通しを頭に入れておきたいこともあり、購買力平価を利用して超長期のドル円予想をしています。

超長期の予想ですから、一度予想したらしばらくは予想する必要がないのが良いですね。

それではまた。

こちらの記事では、四季報を利用した銘柄選びに関することを書いています。

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