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【FX用語集vol.10】カントリーリスクや地政学的リスクその他4つの基礎知識(通貨切り下げなど)を簡単に解説

これからFXを始める方や私の知識のおさらいのために、FXをするうえで知っておきたい基礎知識(FX用語)を少しずつ簡単に解説していこうと思います。

今回は、FX用語集vol.10として「カントリーリスク」、「地政学的リスク」、「質への逃避」、「通貨切り下げ」、「通貨切り上げ」、「実効為替レート」について解説してみようと思います。

カントリーリスクとは何か簡単に解説

「カントリーリスク」とは、その国の政治・経済・社会環境の状況により、その国の市場に混乱が生じるリスクのことをいいます。

カントリーリスクについては、経済破綻のリスクが主に考えられますが、他にも、その国の政治情勢や治安などもカントリーリスクに含めて考えます。

基本的には、発展途上国においてカントリーリスクが高まる傾向にありますが、先進国でも、その国特有のカントリーリスクが存在するので、興味のある方は調べてみるといいかも知れません。

ちなみに、日本のカントリーリスクとしては地震があげられますね。過去2回の巨大地震発生時には、強烈な円高がおそっているのでFXで円絡みのポジションを保有している方は、そのことも頭に入れておくことをオススメします。

地政学的リスクとは何か簡単に解説

「地政学的リスク」とは、特定の地域における政治的・軍事的(戦争やテロ)な要因などによって景気が後退するリスクのことをいいます。

為替相場では地政学的リスクが高まると、円やスイスフランが買われる傾向があります。また、「有事のドル買い」といって、ドルも買われる傾向にありますが、近年、その傾向は薄れてきていると個人的には考えています。

質への逃避とは何か簡単に解説

「質への逃避」とは、金融市場においてリスクが高まった際に、そのリスクを避けるために、より安全性や流動性が高い資産へ資金が移動することをいいます。

「リスク許容度」を解説する際にも書くつもりですが、為替相場でリスクが高まったときは、円やスイスフランに資金が移動する傾向があります。

何故、リスクが高まった際に円やスイスフランが買われやすい傾向にあるかというと、金融システムが安定していて経常黒字でありインフレ率が低いからです(たぶん笑)。

円やスイスフランの他にも、「有事のドル買い」といって為替相場においてリスクが高まった際にドルが買われることがあります。これは、アメリカが世界一の経済大国であり軍事大国であることが理由です。

ただ、「地政学的リスク」の解説でも書きましたが、最近では「有事のドル買い」の傾向は個人的には薄れてきていると思っています(薄れているだけで完全になくなったとは思っていません)。

通貨切り下げとは何か簡単に解説

「通貨切り下げ」とは、固定相場制を採用している国が自国の通貨を弱くなるよう(安くなるよう)に為替レートを引き下げることです。

通貨切り下げは、自国の輸出企業の競争力が高まるメリットがありますが、逆に輸入品の価格が値上がりするというデメリットもあります。

通貨切り下げは、固定相場制を採用している国が実施するものなので、変動相場制を採用している国では実施されません。

通貨切り上げとは何か簡単に解説

「通貨切り上げ」とは、固定相場制を採用している国が自国の通貨を強くなるよう(高くなるよう)に為替レートを引き上げることです。

通貨切り上げは、輸入品の価格が値下がりするというメリットがありますが、逆に自国の輸出企業の競争力が低下してしまうというデメリットもあります。

通貨切り上げも、通貨切り下げと同じく固定相場制を採用している国が実施するものなので、変動相場制を採用している国では実施されません。

アイキャッチ用の画像として、ドル円の日足チャートを貼っておきます。ちなみに、日本とアメリカは変動相場制を採用している国なので、通貨切り下げや通貨切り上げが実施されることはありません。

一目均衡表とボリンジャーバンドを表示しているドル円の日足チャート

(画像元:マネーパートナーズ)

実効為替レートとは何か簡単に解説

「実効為替レート」とは、特定の2通貨間の為替レートだけではなく、多くの通貨に対して円高なのか、円安なのかという相対的な通貨の実力を測るための総合的な指標のことです。

分かりやすく「円」を使って解説しますね。

「円」の場合の実効為替レートは、ドルに対しての強さだけでなく、その他の通貨(ユーロ・ポンドなど)の貿易量や物価変動を考慮して相対的な強さを算出しています。

実効為替レートには「名目実効為替レート」と「実質実効為替レート」があります。

「名目実効為替レート」とは、複数の貿易相手国や地域との為替レートを貿易額に応じて加重平均して算出したものをいいます。

「実質実効為替レート」とは、名目実効為替レートにインフレ率を加味したものをいいます。

まとめ

今回は、「カントリーリスク」と「地政学的リスク」の他、「質への逃避」、「通貨切り下げ」、「通貨切り上げ」、「実効為替レート」について解説してみました。

解説したFX用語を最後にまとめておきますね。

  • 「カントリーリスク」とは、その国の政治・経済・社会環境の状況により、その国の市場に混乱が生じるリスクのこと。
  • 「地政学的リスク」とは、特定の地域における政治的・軍事的な要因などによって景気が後退するリスクのこと。
  • 「質への逃避」とは、金融市場においてリスクが高まった際に、そのリスクを避けるために、より安全性や流動性が高い資産へ資金が移動すること。
  • 「通貨切り下げ」とは、固定相場制を採用している国が自国の通貨を弱くなるように為替レートを引き下げること。
  • 「通貨切り上げ」とは、固定相場制を採用している国が自国の通貨を強くなるように為替レートを引き上げること。
  • 「実効為替レート」とは、特定の2通貨間の為替レートだけではなく、相対的な通貨の実力を測るための総合的な指標のこと。

まとめに関してはこれくらいですかね。

これからも少しずつですがFX用語集を作成していきますので、初心者の方に読んでいただけると嬉しいです。経験者の方にも知識のおさらいとして、さらっとでいいので目を通して頂きたいです。

FX用語集のリンクを貼っておきますので、興味のある方は読んでください。

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それではまた。